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子ども部屋の広さ、何帖がベスト?

子ども部屋の広さ、何帖がベスト?

家づくりをはじめるとき、多くの方が真っ先に考えるのは「どんな間取りにするか」ではないでしょうか。

間取りを計画する際、必要な部屋数やそれぞれの空間の広さをもとにプランニングを進めていくのは一般的な方法ですが、家族構成やライフスタイルは変化していくもの。これから何十年と暮らす家ですから、将来にわたって暮らしやすい間取りを考えることが大切です。

そこで今回は、お子様の成長につれて用途が変化することの多い「子ども部屋」にスポットをあてて間取り計画のヒントをご紹介します。

今どきの子ども部屋は「コンパクト」が主流

まず意識しておきたいのは、子ども部屋が必要な期間は10年間程度ということ。もちろんケースバイケースではありますが、ひとりで寝ることのできる小学校中学年くらいから高校や大学卒業までの間がメインとなり、「子どもが独立したあとは物置状態…」というのもよく聞く話です。

また、少し前までは1階にLDKと水回り2階に主寝室と子ども部屋という間取りが一般的でしたが、最近ではワンフロアで生活が完結できる平屋の住まいも人気です。

リビングダイニングにスタディスペースを設けたり、家族共有のファミリークロークを設けたりすることで、子ども部屋に必要なスペースをコンパクトにおさえた間取りも増えています

平均的な子ども部屋の広さは「4.5帖」

では子ども部屋は実際にどれくらいの広さがベストかというと、最近採用されることの多い広さはズバリ4.5帖です。4.5帖と聞くと狭く感じるかもしれませんが、この広さで十分な理由は次の通りです。

子ども部屋は4.5帖あれば十分な理由

  • シングルベッドと机を置いてちょうどいいサイズ
  • 勉強机などの家具も昔よりコンパクトなものが増え、省スペースにおさまる
  • スマホやタブレットが普及し、テレビやオーディオを置かなくてもOK

ひと工夫を加えてより快適な空間に

  • 収納はファミリークロークなどを活用して最小限に。0.5~1帖の広さがあれば十分
  • 扉のないオープン収納にすることで扉の開け閉め分のスペースも活用できる
  • 中のものが見えて気になる場合はロールスクリーンで目隠しすればOK
  • ベッドと机が一体になった家具を活用すれば3帖でも十分!
  • 勾配天井にすると天井が高くなり、実際の広さ以上の開放感が感じられる
2間続きの子ども部屋

「スケルトン・インフィル」で可変性のある間取りに

子ども部屋の使い方は成長に応じて変わっていくもの。また、お子様の人数や性別によっても必要な部屋数や広さは異なります。

ひとり一部屋必要か、子どもたちが巣立ったあとはどうするかなど先のことまで考えて計画することが大切ですが、10年20年先を明確にイメージするのはなかなか難しいかもしれません。

そこでおすすめなのが、「スケルトン・インフィル」の家づくりです。

スケルトン・インフィルとは、建物の構造(スケルトン)と内装や設備(インフィル)を分離すること。間取りに可変性を持たせることで、家族構成やライフスタイルの変化柔軟に対応した家づくりをすることができます。

スケルトン・インフィルの活用例

  • 建築時は2部屋分の空間を1つの部屋として広々と使い、成長に合わせて間仕切り壁を施工して個室にする
  • 建築時は2部屋の子ども部屋を並べて配置し、将来的には1つにつなげて帰省した家族用のゲストルームに

間取りを変更する際の注意点

  • 筋交いや耐力壁など構造上必要な壁や柱がある場所では、壁を抜くような間取りの変更は難しい
  • 部屋を区切る際は、出入り口や窓、照明の位置などはそのまま利用できるよう計画しておくと良い
  • 将来的に部屋を区切る、ひと部屋につなげるなどの予定があるときは設計の時点で建築会社に伝えておくことが大切

家族にぴったりの「1.5階建て」がおすすめ

ここ数年は、若い世代の家づくりにおいても将来にわたって暮らしやすさが続く平屋の人気が高まっています。しかし一方で、平屋は広い土地が必要、建築コストが割高になるといったデメリットも。

その悩みを解決してくれるのが、平屋と2階建てのイイトコどりをした「1.5階建て」の住まいです。

ワンフロアで暮らしが完結する平屋のメリットを取り入れつつ、コンパクトな子ども部屋など必要最小限の2階スペースをプラスすることで、暮らしやすく無駄のない間取りが実現できますよ。

子ども部屋

コンパクトな子ども部屋の実例も豊富!棟匠の平屋&1.5階建て

間取りを考えるとき、リビング&ダイニングや水回りの間取りばかりに目が行きがちですが、子ども部屋の広さや位置も考えながら全体の間取りを検討していくことが大切です。

また、部屋の広さを考えるときは同じようなサイズのモデルハウスを見学するとイメージがつかみやすくなります。4.5帖の子ども部屋も、実際に見てみると図面より広く感じるかもしれません。

コンパクトな空間のなかに暮らしやすさと家族の笑顔が広がる「棟匠の平屋」について、くわしく紹介したこちらのページもぜひご覧ください。

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