失敗しない平屋を建てるコツ5選
ワンフロアで暮らしが完結し、コンパクトな動線で暮らせる「平屋」の人気が高まっています。
階段の昇り降りがないので将来(老後)も暮らしやすく、生活空間がすべて同じフロアなので家族のコミュニケーションが取りやすいなど、多彩な理由から、いま「平屋」が選ばれているのです。
今回の記事では、平屋を建てる前に知っておきたい5つのコツをご紹介します。
失敗しない平屋づくりを目指しましょう!
「日当たり」を考える
周囲の建物より高さが低くなることの多い平屋は、日当たりの確保をしっかりと考えることが大切です。
しかし、2階建ての家が密集した住宅街では、隣家の影になるケースもあります。
そんな場合でも、高窓を設けて上から光がそそぐ工夫をすれば、採光を確保することができます。
大切なのは、周囲の環境を考慮したうえで、明るく居心地の良い住まいを設計することです。
「距離感」に配慮する
ワンフロアにすべての居住空間がある平屋は、家族とのコミュニケーションがとりやすいのが大きな魅力。一方で、2階建てに比べて家の中の音が伝わりやすいため、次のような失敗談もあります。
- キッチンと寝室が近い間取りにしたら、食器洗浄機の音がうるさくて眠りづらい
- リビングで過ごしていると、トイレの音が聞こえてしまう
- 寝室と子ども部屋が隣合わせで、「話し声や物音が気になって嫌」と子どもに言われた
このような失敗を防ぐため、家の中での過ごし方や過ごす場所をイメージしてから間取りを考えていきましょう。
「収納スペース」を確保する
2階建てに比べて床面積が狭くなりがちな平屋は、収納スペースが不足しがち。限られた空間を有効につかうための、デッドスペースの活用法を紹介します。
- 小屋裏をつくり、季節用品など使用頻度の少ないアイテムの収納スペースにする
- スキップフロアをつくり、床下の空間をリビング収納などに活用する
- 半地下をつくり、収納庫や、おもちゃを出しっぱなしにできるキッズルームにする
デッドスペースを賢く使えば、生活空間を圧迫することなくすっきりとした暮らしが実現できます。
ヒントがいっぱいの施工実例も、ぜひご覧ください。
「断熱対策」をしっかりと
外から建物に入ってくる熱の15%は、屋根からのもの。屋根と居住スペースが近い平屋は外気温の影響を受けやすく、断熱対策が欠かせません。
ロフトや地下を設置する場合は特に注意が必要です。断熱対策がされていないとせっかくの空間が「暑すぎる・寒すぎる」という使いづらいスペースとなってしまうからです。
また、開放感を優先した間取りは冷暖房効率が落ちやすくなりますが、この問題も建物の断熱・気密性を上げることでクリアできます。
屋根も含めて家を丸ごと断熱材ですっぽり包む、外張り断熱の家がおすすめです。
「防犯」や「プライバシー」対策も忘れずに
ワンフロアで暮らしが完結する平屋。侵入口になりうる開口や外から見える部分が多いため、防犯対策や周囲の視線をしっかり考えることも大切です。
- エクステリアを工夫して外からの目線を防ぐ
- 中庭や坪庭をつくって日当たりやプライバシーを確保する
- 洗濯物が外から見えないよう、室内干しができる空間をつくる
このような工夫で、防犯やプライバシーへの対策を入念におこないましょう。
子育て家族にも大人夫婦にも、”暮らしいい”を叶える棟匠の平屋
いかがでしたか?平屋の魅力をいかしきるために、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてください。
棟匠の平屋は、大空間をより開放的に感じさせてくれる勾配天井や、一年中快適な室温で温度のストレスなく暮らせる心地よい温熱環境、小屋裏や地下を活用することで1階部分がまるっと居住スペースになる三層構造の収納力など、憧れの平屋の暮らしをもっと快適にする工夫がいっぱい。
くわしくはこちらをご覧ください。